40代課長に聞いた退職理由
皆様、こんにちは。
先日、ネットサーフィンをしているとこんな記事を見つけました。
40代課長3139人に聞いた退職理由(複数回答あり)
1.評価不満型 ~降格・人事異動、評価への怒りが原動力に 全体の62.8%
2.環境変化型 ~倒産・業績悪化、M&A、経営者の交代 全体の42.3%
3.プライベート型 ~親の介護、疾病・メンタル 40代・全体の14.6%
4.自己変革覚醒型 ~起業、ベンチャー転職、U/Iターン 全体の7.2%
(出典:NIKKEI STYLE 出世ナビ)
40代と言えば団塊ジュニアの世代であり、大学受験や就職活動でも非常に苦労をした世代です。 また、入社後も懇切丁寧に仕事を教えてくれるということなどなく、 多くの人はいろいろなことに耐えながら現在まで働いてきているのではないでしょうか?
そんな40代の方が辞める理由で一番多いのが、評価不満型。 これは何もいまの仕事に対する評価だけが不満というわけではなく、 これまでの小さな不満などが積もりに積もっての結果ではないでしょうか? 必ずしも不当な評価ばかりではなく、正当に評価した結果、降格や人事異動などに 及んでいることもあるとは思います。
ここで申し上げたいのは、耐えることが当たり前で育ってきた40代ですら 退職理由の一番が正当な評価を受けていないと感じていることです。
40代でそう感じているということは、絶対評価を受けて育ってきた20代はどう感じるでしょうか?
学生時代は絶対評価でプロセスを重視し、頑張っていることが最大の評価でした。
しかし、社会はプロセスでは評価してくれません。 あくまでも結果が出て初めて良い評価をしてくれます。
20代をマネジメントしていくには、社会の評価制度は結果が必要であるということを丁寧に伝えることが重要です。
間違っても「頑張ったことを褒めてください」と言ってきた20代を一蹴したりしないようにしてください。 彼らは悪気なく、学生時代はそれが評価されてきたからそのように言っているだけなのです。
20代をマネジメントする管理職の方や採用・教育に携わる人事の方には、 このような20代の特徴を理解していただいた上で彼らをどのように育成していくか? 少しでも参考になれば幸いです。