【人材育成のポイント】 面談について

皆様、こんにちは。 先週あたりから急に冷え込んできましたね。 衣替えをするべきかどうか、微妙なところで悩んでいる今日この頃です。
さて、2016年度の新入社員が入社して半年が経過しました。 この時期はフォローアップ研修を実施する企業様も多いのではないでしょうか?
そこで今回はフォローアップ研修と合わせて行うことで 研修効果をより高めることができる面談について書かせていただきます。
皆様は面談をどのように行うのが効果的だとお考えでしょうか? 弊社がこれまでに行ってきた研修やセミナーの中でこの問いをすると 圧倒的に多い答えが
『随時』
実はこの考え方、一番ダメだってご存知でしたか? なぜなら、随時というのは基本、相手から求められた時に行うのと同じだからです。
相手から面談を求めてくる場合、もう既に本人の中で答えが決まっていて
その決断を伝えようと思っていることがほとんどです。
つまり手遅れ状態なのです。 本来の面談の意図は、現状を確認し、メンタルのフォローを行い、 次の目標に向かってモチベーションを上げることが必要です。
それなのに既に本人の中で答えを決めて面談に臨まれると 大前提をひっくり返しにかからなければいけません。 これは相当な労力と神経を使います。
ましてや、相手から求めてきた面談ですから突然、そのようなことを言われるわけです。
まさに青天の霹靂。予想もしていなかったことを突然言われて冷静に対処できる人が どれだけいるでしょうか?
だからこそ、面談は人事や上司が主導権を持って臨まなければならないのです。 そのためには以下の3点を決めて面談に臨んでください。
①面談は隔週1回行うようにする
②面談は週終わりに行う
③面談は午後からの業務時間内に行う

1回当たりの面談は30分ぐらいで構いません。 重要なことは2週間に1回面談を行い、コミュニケーションを取るということです。
毎週面談をすると1週間で業務の進捗もそれ程なく、個人的な出来事もなかなか起きにくいものです。
2週間というのは前回の面談で次回までの目標として決めたことに対して良い悪いに関係なく結果が見てくる時期です。
そこで目標に対する検証・分析と改善についての話ができるのです。
また、週終わりに行うことも重要なポイントです。 週終わりに行うことで、その日が終われば休みになるからです。 つまり、面談で厳しいことを言われても休日を使って準備をすることが出来、 気持ちを切り替えることができるのです。
仮に、少し厳しく言い過ぎたと思ったら、その日の仕事終わりに飲みに行くこともできます。
最後の業務時間内に行うというのも、業務後に行うと面談は残業になるのか? もし残業にならないのであれば、面談をすることがかえって不満となってしまいます。
アパレルなどのサービス業であれば、ランチを一緒にしながらその時
に面談を兼ねるというのも1つの手段です。
このように面談を行うことで、少し落ち込んでいるなや元気になったななど 新入社員の変化にも気づきやすくなります。
そして、面談ではちょっとした雑談を取り入れてください。 雑談を通じて新入社員も心を開いてきます。
心を開いてもらえなければ、本音を引き出すことはできません。
この面談は3ヶ月も続ければ必ず効果が出てきますので、 是非、一度試してみてください。