研修で使えるコンテンツ(交流分析)
皆様、こんにちは。
研修を内製化するに当たって最も悩むのがコンテンツです。 そこで、本日はそんな研修を内製化するに当たりお役に立てるであろう 研修ゲームについて書かせていただきます。
本日、ご紹介するのは『交流分析』です。 この交流分析ですが、弊社の研修の中でもキラーコンテンツとなっています。
交流分析そのものは1950年代にアメリカで開発されたものです。 詳細は割愛しますが、ご興味のある方は「交流分析」と検索をすると Wikipediaなどに説明が記載されています。
さて、この交流分析ですが簡単に申し上げると、 自分が周りからどのように見られているのかということが分かるテストになっています。
実はいろいろなテストに応用されており、身近なものでは免許を取る際に 一番最初に受ける「自動車運転適性診断」も交流分析を応用して作られています。
他にも心療内科や採用時の適性テストなども交流分析を応用していると言われています。
そんな交流分析のやり方について

テストに回答する際には以下のことを気を付けてください。
1.各設問に対して○×△のいずれかで回答してください。 2.各設問に対しては直感で回答してください
(深く考えると状況によって答えが変わってしまいます) 3.○が多いから良い、×が多いから悪いといったものではありませんので
○×の数は気になさらないでください。 4.問題の中にはウソ発見器が入っているので正直にお答えください。 5.すべての設問に回答できましたら、○・・・2点 △・・・1点 ×・・・0点で
それぞれの合計点を出してください。
次に合計点が出ましたら、結果の解説となります。
先ほどのテストの①~⑤の項目は以下を表しています。
①価値観 ②優しさ ③冷静さ ④遊び ⑤我慢強さ
各項目についての解説は後程いたしますが、まず注目するポイントは⑤我慢強さです。
⑤我慢強さはその人がどう行動するかということを表す数値となっています。
数値が8以下の方はリーダー型と言い、行動が分かりやすく丸見えになるタイプです。 数値が14以上の方はメンバー型と言い、行動を隠してしまい分かりにくいタイプです。 数値が9~13の中に入っている方はブレーン型といい、行動を状況によって
変える腹黒いタイプです。
まずはこの3点をしっかりと押さえて下さい。

その上で残り①~④というのはその人の持つ内面の性格となります。
①価値観 数値が12以上の方は「こうあるべき」「こうしないといけない」という自分の考え方が強く、頑固者と言えます。 逆に数値が8以下の方は自分の考え方というのがあまりないため、考え方が柔軟とも言えますが、流されやすい側面もあります。
②優しさ 数値が15以上の方は非常に優しい性格をしていて、面倒見が良いと言えます。 数値が12以下の方は団体行動をあまり得意とせず、ドライな性格だと言えます。
③冷静さ 数値が12以上の方は冷静沈着に物事を見ていて、「なぜ?なぜ?」と理由を知りたがる傾向があります。 数値が8以下の方は、どちらかと言えば直感的に行動するタイプで、優先順位をつけることや報告書などの作成が苦手なタイプです。
④遊び 数値が15以上の方は喜怒哀楽がハッキリしていて、機嫌の良し悪しなどがすぐ顔に出てしまうタイプです。 数値が10以下の方は控えめで大人しい性格だと言えます。

この交流分析、ここまでであればただの性格分析で終わってしまいます。 ここからどのようにして人材育成に活かしていくのか?
この続きは、次回で説明させていただきます。