東洋経済ONLINE “最新!「新卒を多く採用する」200社ランキング”を読んで思うこと
12月に入り弊社でも御多分に漏れず業務が立て込む中、こんな記事を目にしました。
“最新!「新卒を多く採用する」200社ランキング” 東洋経済ONLINE
http://toyokeizai.net/articles/-/147694
きっと多くの採用担当者の方も目にされたかと思います。
その中で、私の目にとまったのは、
“トップ3は今年も今年もメガバンク”の部分。
IT、ロボット化が進みフィンテックがトレンドの現在※1、
従来人が行っていた業務がどんどん減る中、どうして大量採用を続けるのか?
そこには弊社が採用コンサルティングやセミナーでお伝えしている1つの事実があると考えられます。
※1 http://www.sankei.com/west/news/150618/wst1506180025-n1.html
(産経WESTより出典)
それが、
“大量の定年退職者を控えている”
ことです。
現在55歳~64歳の労働人口が約1,166万人います。(下記グラフ参照)
これから10年かけて定年により退職していきます。

出典:厚生労働省「人口動態調査」「労働力調査」より
そして少子化による採用難で各社新卒採用に力を入れています。
そのうえ、新人1年目の離職率が12%。
この“定年退職”と“採用難、離職率12%”二つが重なり合い、
大量採用に踏み切らざるを得ないが現状ではないでしょうか。
特にメガバンクも含む大手企業は10年後の定年退職世代を大量に抱えている為
他社にもまして採用人数が多いのだと考えられます。
今後加速する少子化。
様々な採用サービスが生まれる中、今まで通り一辺倒の採用活動ではうまくいかないことも多くなってきたとの声を耳にする機会が増えました。
“これをやれば、あそこに掲載したら、採用できる”といった常識は、もうないかもしれませんね。