「上司からの指示命令」 byあるあるナビゲーター マナベル吉川
新社会人1年目の皆さんこんにちは。
皆さんが社会に出て、
「社会って思てたんと違う!」を解決し、
「社会って思てた以上にオモシロイ!」へ導く
新人あるあるナビゲーターの株式会社マナベルの吉川 孝之(http://manabel.net/)です。

新社会人の皆さんそろそろ五月病は癒えましたか?
慣れない社会人生活を頑張った四月・・・
上司や先輩に怒られて辛かった四月・・・
問題がいっぱい出てきた四月・・・
そして問題が解決しないままゴールデンウィークに突入
地元で同じ気持ちの友達と発散しまくって
はしゃぎすぎて右足の小指を骨折・・・
ってそれ、ワシやないかっ!
あの時は別の意味でブルーな五月病を迎えましたね。
あれからもう25年か・・・小指もすっかり元気♪
さてさて、みなさんも発散だけして解決せず
ブルーな気持ちのまま電車にゆられて出社
そう、まさにこれこそが五月病の正体だね。
さてさて、五月病はさておき、今日から始まりました
社会人1年目向けにささげるこのブログ、
第一回目のテーマは!
「上司からの指示命令」 です。
この時期、ちょうどこのテーマで悩んでいる人が
多いのか、みなさんの相談がこれに集中していますね。
主な意見を集約してみるとこんな感じです。

①上司から指示を受けて、一生懸命頑張るのですが
必ず1つはミスやエラーがあって怒られます。
最近は指示を受けること自体が怖いです。
克服する方法はありますか?
東京都 P.N ミス&ミセスさん 他多数
②上司からの指示がとにかくシンプル過ぎて困ります!
1を聞いて10を知れるようになろうねって
言われても・・、これって上司の怠慢じゃない?
千葉県 P.N ねずみーランドさん 他 数名
③「何でも相談して来いよ」って言うわりに、
相談しに行ったら「そんな事自分で考えろ!」
どっちやねん!
大阪府 P.N あぐらのビリケンさん 他 数名
④仕事の指示を出した上司から、
「どんな小さなことでも報告に来るように」
って言われるけど・・どこまでの範囲なの?
範囲を言ってくれないと分からない!
小さ過ぎたら怒られそうだし・・
東京都 P.N 花札大統領さん 他 数名
なるほど、わかるよその気持ち!
まさに指示命令に関する相談だね。
③、④に関しては、指示命令とセットで考える
「報連相」に関する相談だね。
この時期確かにこのテーマで悩むよね。
まさに新人あるある!
オッケー了解!
それではナビゲーター吉川が、この悩みを
一気に解決致しましょう。
今回は①、②の解決を通じて、
イケてる指示命令の受け方から伝えていこうね。
時間があれば③、④の報連相も解決しようか。
ではまず、指示の受け方で重要な“3つのポイント”がこれ
1、ポケットサイズのメモ帳とペンを常に携帯
2、メモしながら指示を聞く
3、最後に必ず「念の為の確認」をする
さて、みんなはどうかな?
これが3つとも〇じゃないと、
指示・命令に対して「ミス・エラー」が起きる確率が
一気にあがってしまうんです。
その理由を詳しく言うとこんな感じかな。
よく新人・若手社会人が手ぶらで上司の指示を受けている
シーンを見かけるけど、あれって必死で記憶にとどめながら
頑張って指示をうけているよね?
たまたま少ない指示だった場合は一時的に記憶に残せるけど、
ほとんどの指示・命令は、けっこう複雑・・・
例えば、ミス・エラーが起きがちな基本パターンがこれ。
上司:地下二階の第三資料室に行ってくれない?
新人:あ、はい(地下二階の第三資料室・・)
上司:第三資料室に入ったら右側に緑色の棚があるから
新人:はい(右側に緑色の棚があるんだな?)
上司:それの奥から三列目の棚に「第四工業株式会社」の契約書類
があるから、それの覚書のページを5部コピーして
新人:はい(地下2の・・3の・・右の棚の・・3の・・第四工業)
覚書のページですね。
上司:そう。確か初めの20ページあたりだったかな?
新人:はい(20ページの覚書・・)
上司:コピーした5部のうち、それの2部を営業部の三橋君に、
3部を総務の一ノ瀬君に渡してもらえないかな?
新人:はい!分かりました。
(うわ!まだ続きがあったのか!とにかく戻ってすぐ
メモしないと忘れてしまう!)
上司:何か分からないことある?
新人:大丈夫です。
どうですか?この会話の中には数字がたくさん出てきますよね。
地下二階の第三資料室
これだけでも、
あれ?地下三階に資料室なんてないぞ?おかしいな・・・
などというミスをしそうです。
しかしこの上司の指示の本質を簡単に言うとこうです。
第四工業株式会社の契約書類の、覚書のコピーを
営業部の三橋君に2部、総務の一ノ瀬君に2部渡して欲しい
たったこれだけです。
あとはその資料の場所の説明ですね。
こんな感じで、指示・命令には色んな要素が混ざることが良くあります。
これを記憶だけを頼りにすると、必ずミスが起きます。
だから、ミス・エラーをしない為に必ず「メモすること」
が必要なんです。
しかし指示はいつ、どこで、誰から飛んでくるか分からない。
・昼休憩に喫煙所で上司から
・トイレで会った社長から
だから、
「“常に携帯できる”メモ帳をポケットに忍ばせておく」
必要があるんです。

↑スマホサイズがおススメ。リングがついてるタイプだと、座った時にお尻が痛いゾ!
私のオススメは、
携帯用にポケットサイズのメモ帳
打ち合わせ用に大きいサイズのメモ帳
打ち合わせにポケットサイズを使用すると、逆に
「この重要なプロジェクトの打ち合わせを舐めているのか!」
と叱られてしまいます。だから2種類を使い分けます。

↑コンビニで売っているもので十分!100円しないヨ^^
次に、何をメモしたらいいのか分からない!
という人にずばりアドバイス。その答えはシンプル!
「全部メモする」
これだけです。
よく「ポイントだけメモしよう」と頑張る人がいますが、
それは経験豊富な人の場合。
経験が浅いうちは、全部メモすることによって、
「一生懸命真剣に頑張っている」
という、好印象につながります。
それでは最後にもう一つ
この指示の受け方で危険なのが最後の返事「大丈夫です」の部分。
有るのか無いのか?の質問に対し、無いのであれば
「有りません」が正解です。
冷静に考えれば分かるのですが、人は焦った場合や、
とりあえずこの場を終わらせたい場合にこの「大丈夫です」
を使いがちです。
(これは私もたまにやってしまいます)
そして、大丈夫じゃない人に限って「大丈夫」を連発しがちです。
なので最後に必ず「質問をする」事を心がけましょう。
え!質問なんてすぐに出てくるもんじゃない!しかも必ずなんて!
そう思った方、安心してください。
その質問はとてもシンプル。
メモを見ながら
「念の為に、指示の内容を確認させて頂いてもいいですか?」
という質問を“必ず”すればいいだけです。

理由はシンプル
書いたメモが間違っている可能性がある
これだけです。
確認をすれば早い段階でミス・エラーが発見できる上
確認中に上司が、補足のアドバイスしてくれる事もあります。
とにかく全てはミス・エラーを防ぐためです。
確かにこの上司の指示も上手だとは言えませんが、
上司が10人いれば上手な人もいればそうでない人もいます。
「相手を変えるのでは無く、“自分が変わる”」
これが社会人の基本です。
さて、それでは指示・命令の結論をまとめるとこんな感じです。
1:ポケットサイズのメモ帳とペンを常に携帯する
※カバンの中はNG 携帯できないサイズもNG
2、そのメモ帳に指示の内容を全部メモする
※大きいサイズのメモ帳はNG
3、最後に必ず「念の為の確認」の質問をする
※”大丈夫です”と言わない!
この他にも、絶対メモしなければいけない2つのポイント
なんかもあるけど、これはまた私の書籍なんかで
詳しく書いていきますね。
おっとそろそろ時間が!
報連相まで間に合わなかったぁ~!!
それでは次回は③、④を元に、「報連相の極意」を伝えるね~
アディオス!!