注目の「リファラル採用」!! んっ?リファラル採用ってそもそも何??
こんにちは!
“人材採用”に関する課題に悩んでいる方の駆け込み寺!
HRコンサルティング事業を展開する株式会社ログシー(http://rogc.co.jp)、
『さとけん』こと、佐藤謙一(中野区在住)です。
これから定期的に人材業界のトレンド、採用から働き方まで、
幅広い領域の情報を、様々な切り口でお話しさせていただきます。
第1回目のテーマは、最近注目されている
「リファラル採用(リファラルリクルーティング)」について!
■そもそも「リファラル採用」って?
昨今、ニュースやメディアで取り上げられることが多いので、
目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
類義語では「縁故採用」。
推薦者の親族、血縁関係の紹介として“コネ採用”など、
「縁故採用」自体は、ちょっとネガティブなイメージが先行しちゃいますよね。
「それってどうなの?」 (←確かに!)
しかしながら、「リファラル採用」は「縁故採用」とは似て非なるものなのです。
「リファラル(referral)」とは日本語で“紹介・推薦”という意味で、
簡単に言ってしまうと、「お友達紹介」です。
(こうやって聞くと、急に身近に感じちゃいますね)
信頼できる自社社員の、元同僚や学生時代の友人・知人から候補者を募り、
そこから採用選考を行うので、「縁故採用」とは根本的に異なるのです。
■「リファラル採用」が注目されるまで⇒「攻めの採用!」への転換
日本は遡れば、バブル崩壊やリーマンショックなど
長期にわたり景気低迷 ⇒ 「仕事がない!!」
そんな状況が長く続いていました。
以前のブログ記事で、
「1990年後期に有効求人倍率が0.48%を記録」
という話題もありました。
要は買い手市場優勢だったわけです。
この背景もあり、日本の会社の多くは
「待ちの採用」
が根付いてしまいました。
ところが
現代の日本は、少子高齢化、人口減少に伴って労働人口が低下、

そして、
2015年以降、有効求人倍率が3.0%を超えることもしばしば。

今や採用マーケットは、未曾有の売手市場。
既存の採用手法では応募者や候補者の母数が、圧倒的に足りない!!
この状況下で、
「適性やスキル、自社に志向のマッチした人材」を探すのは本当に難しい!
(選んでたら採用できないよ!)
更にこれは一時的な状況ではない!!
「待ってるだけじゃアカン!いい人材は取り合いだ!!」と
「攻めの採用」
を取り入れる(見直す)会社が増え、この流れから
「ダイレクトリクルーティング」(会社が外部情報より自社の求めるスキル、ニーズに
見合った候補者を選定し、直接オファーアプローチをかける手法)の派生として
「リファラル採用」が注目され始めました。

「リファラル採用」は、候補者の一次選定を「紹介」の形で
社員に協力を求めるため、
いわば社員全員がリクルーターとなります。
そのため、「リファラル採用」は
「全員人事」
と呼ばれることがあります。
■「リファラル採用」のメリットってなに?
リファラル採用は、欧米では、
採用経路全体の約3割を占める統計もあるほどメジャーな採用手段です。
「Amazon」社や「Google」社などが率先して導入していることも有名です。
日本では2015年を堺に「リファラル採用」の注目度が上がり
この年が「リファラル採用元年」と言われています。
導入事例では、大手もさることながら
ベンチャーやスタートアップの会社も多く、
その中には、近年急成長を遂げている会社も多数あります。
◆「メルカリ」社 大手アプリサイト
立上げ当初より「リファラル採用」を率先して導入。
全体の約6割が社員紹介による採用。
2013年より業績も急成長をあげる。
◆「ピクスタ」社 デジタル素材オンライン販売
従来の採用手法では、応募〜面接後の採用決定率が低く、
「リファラル採用」を導入。
採用決定率と入社後の会社とのマッチングが飛躍的に高まる。
◆「すかいらーく」社 飲食業
「MyRefer」という社員紹介ツール利用と合わせ
退職者の復職制度「おかえり採用」を導入。
これらを始め、「リファラル採用」の導入事例は多く確認できます。
「リファラル採用」の導入メリットは主に
① 候補者は社員からの「紹介」なので、会社が候補者を「探す」工数を省ける。
② ニッチなスキルの保持者や、転職データベースに登録していない
転職潜在層などの紹介を受けられるケースが高い。
③ 知人(社員)より会社説明を受け魅力づけされているので、
採用後の会社とのマッチング率も高い(社員定着率の向上)。
④ これら一連で発生する、採用から育成までにかかるコストの削減。
また、紹介元の社員へは報酬(インセンティブ)を付与するのが一般的ですが
それでもエージェントサービスに支払うフィー(紹介手数料)よりは
圧倒的に安く抑えられます。

すごい!「リファラル採用」ってメリットだらけ!!
いやいや、「リファラル採用」を導入している会社は数あれど
成功しているケースはほんの一握り。
では、成功しない原因はどこにあるのか?!
実は「リファラル採用」そのものより、もっと根深いところに
原因が多く潜んでいるのですよ。。。
と、いうわけで、
「根深い原因は何か?」をひっぱりつつ
次回
「リファラル採用」成功させるためには
「リファラル採用」導入する際の準備、注意点
これらにフォーカスしてお話したいと思います!
ご意見・ご感想などもドシドシお待ちしております!
それでは、次回またよろしくお願いいたします。
ログシーさとけん でした。
株式会社ログシー(ROGC Inc)