【研修受講者Q&A】チューター研修
新入社員が自身の部署に配属されて1,2か月たった6月。
この時期に多くの企業様からお問い合わせをいただくのがOJTトレーナーの指導法に関する事です。
基本的には1on1の指導には形や傾向はあるものの、総論だけでは意味がないためアセスメント等を利用し個別の課題解決をさせていただくことがほとんどです。
多くの企業様が新卒を10名以上採用しているため、一堂に集めて研修を実施させていただく事も多いです
”総論+企業様の傾向値+個別フィードバック”
の3つで研修を構成し、より現場に持ち帰れる研修を先日も実施しました。
チューター研修 @ ブライダル
チューターとは個人指導の講師を指し、一般的にはOJTトレーナーをさす名称ですが、こちらの企業様では「わからないことを、わかるまで教える指導員」と位置づけておられます。
20名の方々より研修終了後のアンケートにてお答え頂いた中から3名ピックアップし、ご紹介したいと思います。
ご覧頂いております企業様の研修内容のヒントになればとっても嬉しいです。
■1人目 女性

Q.本日の研修を通じて一番身につき、意識していこうと思ったことは何ですか?
”こうあるべき”という考えから、”今の新人にはこうしたほうが良い”という考え方に変えなければならないなと思いました。ただ、辞めないようにするためのチューターではないので、線引きをしっかりして日々接していきます。
A.自分の性格(部下指導)の特徴と、新人の育ってきた環境を理解しアプローチを。
アセスメントの結果により、価値観が強く相手もきっと同じだろうと思う傾向が出ていた彼女。そこに合わせて”絶対評価と少子化の中育ってきた”新人の特徴を理解することで、これまでのアプローチを変えることに気付けたことは大きいですね。
■2人目 女性

Q.本日の研修を通じて一番身につき、意識していこうと思ったことは何ですか?
何事もメモをすべて取らせる事、トレーニー本人のやる気を生み出すポイントを知ることができました。トレーニーの性格を知った上でのサポートが大切だと思いました。
A.担当する新人の特徴を客観し、的確なアプローチを。
担当する新人のアセスメントの結果が、整理整頓、優先順位をつけるのが苦手でした。
新人のうちは、メモを取るポイントがまだまだわからない。とにかくすべてメモを取らせ、”復唱”させる癖をつけるとよいですね。
■3人目 男性

Q.本日の研修を通じて一番身につき、意識していこうと思ったことは何ですか?
今まで面談をしていて「大丈夫?」「今悩んでいることやつらいことはない?」という質問に対して、やはり「大丈夫です」という答えしか返ってこないことが多くて不安でしたが、今後プロセスや状況尾を聞くことによってトレーニーのメンタルケア、何よりお客様にご迷惑がかからないよう指導して参ります。
A.上下関係が苦手な世代。自ら心を開きにくい世代へのアプローチが必要。
「大丈夫?」「大丈夫です。」は、部下指導のあるある事例の鉄板ですね(笑)
”質問”ではなく”説明”を求め、彼らのプロセスに対して指導してあげてください。
きっと意気揚々とプレゼンしてくれるでしょう。
いかがでしたか?
新入社員は絶対評価で育ってきたゆとり教育世代。そこに合わせて少子化の影響であらゆるサービスを受け続けてきた世代でもあります。
彼らを指導するには、彼らが育ってきた環境を理解することが重要となります。その上で、1on1のアプローチを身に付けることで的確なアプローチができます。
ぜひ、皆様の会社でも取り組まれることをお勧めします。