17年度 新入社員の実態 ー77.5%の企業がフォローアップ研修を実施予定ー
産労総合研究所様が176社より回答得たアンケート調査によると(http://www.e-sanro.net/jinji/j_research/j_research05/pr_1610/)、調査対象企業の77.5%の企業が新入社員に対してフォローアップ研修を実施するとのこと。

(産労総合研究所 2016年度(第40回)教育研修費用の実態調査 より抜粋)
弊社クライアントの実施状況も似たような実態で、フォローアップ研修をやらない企業のほうがむしろ珍しくなってきています。
各社ともに実施する理由や内容は様々だが、ご相談いただく中で共通しておっしゃられるのは、
「やらなかった時のリスクが計りしれない」
ということです。
もし、新入社員のフォローアップ研修をやらなかったら、新入社員のメンタルを維持できるだろうか。
もし、新入社員のフォローアップ研修をやらなかったら、戦力になるべく新たなスキルや考え方を身に付けさせてあげられるだろうか。
そしてそれらをOJT担当にお願いしたらと、彼らはきっと負担が行き過ぎてつぶれてしまうだろう・・・。
現場でカバーできないことが増えてきているからこそ、年々実施する企業が増えてきている、そんな風に我々は考えます。
今回は、弊社クライアントに新入社員フォローアップ研修の
・実施内容
・実施している理由
・時期
について実態調査を行いましたので、参考にしていただきたいと思います。
●実施内容について

入社からの振り返り … 92%
アセスメント等を利用したメンタルのチェック … 74%
上司との相性チェック … 62%
新たな専門知識の講義 … 23%
その他 … 31%
定番で行われる入社からの振り返りが92%とほとんどの企業様で実施していますね。
また、近年増えているのがメンタルのチェックではないでしょうか。本人のチェックもさることながら、人間関係が悩まれている新入社員が多いこともあり上司との相性をチェックする企業様が増えてきていますね。
●実施理由について

退職防止(リテンション) … 92%
レベルの底上げ(戦力化) … 62%
気合の入れ直し … 32%
その他 … 44%
一番多かった退職防止(リテンション)について意見を聞いてみた所、採用が苦戦していることが最も多かった声でした。「1人の採用単価より、1回の研修費用のほうが圧倒的に安い」とお聞きしたことも印象的でした。
また、その他の意見として“同期との交流”や“ガス抜き”などもリテンションの為と言えるでしょう。
●実施回数(日数)について

6割以上のお客様が年に2回開催されていました。また、時期としては10月と2月が多いようですね。
その他で年10回開催、さらに年4回の合宿研修を実施する企業様までいらっしゃいました。
いかがでしょうか。
年々手厚くなる新入社員へのフォローについて、各社様にあった内容や回数を計画される参考になれば幸いです。